施工レポート

2009.10.29

断熱工法で悩んでいます。高気密高断熱の家が良いと聞きましたが・・・・・。

世の中には大変たくさんの断熱工法や材料があります。

 

その中でどの断熱工法が自分の住宅に合っているのか

 

判断するのは非常に難しくなってきています。

 

それぞれの工法には一長一短それぞれ特徴があります。

 

世の中にある断熱工法は大きく分けますと、壁内充填工法と、

 

高気密高断熱工法に分かれます。

 

ではその壁内充填工法と高気密高断熱工法を整理してみます。

 

「壁内充填工法」とは、柱や梁の内側にグラスウールや

 

充填断熱材などを入れた、比較的一般的な工法です。

 

壁内に断熱材を入れる事と、外断熱と対比の意味で内断熱

 

と言われる場合もあります。

 

「高気密高断熱工法」とは構造体の外側を断熱材で

 

囲むように貼り付け、気密テープなどで隙間が出来ないようにし

 

気密をとる事により断熱・気密性能を追及した工法です。

 

では高気密高断熱工法は壁内充填工法に比べてどんなメリット、

 

デメリットがあるでしょうか。

 

高気密高断熱の家のメリット

 

(断熱性能から言うと一般的に高気密高断熱工法の方が上になります。)

 

 1、断熱性が高いので、エアコンも小さなものでも

     よく効きく電力消費が少なくてすむ。

 

2、吹き抜けなどの大空間の室内温度差が出にくく快適になりやすい。

 

3、材木の外側で断熱を行うので木の結露による腐食の心配が少ない。

 

高気密高断熱の家のデメリット

 

 1、断熱材の外側に外壁仕上げ材を張る為、断熱材の厚さを抑える為に

    高性能な断熱材が必要になる上に、それを貼り付ける手間がかかり

    充填工法に比べコストがかかる。

 

  2外装材は断熱材に張る形になるため、外壁に重量が大きい塗り壁や

    タイル貼り仕上げを行うと施工によっては、後々剥がれ落ちる心配が残る。

 

 3、基礎断熱材の部分からのシロアリの進入が近年問題になってきており、

    それを食い止める為の工法が出てきているが、いずれの工法も高価。

床下は基本的に換気を取らないで機密テープで機密してしまう為、

床下と室内が同空間になりシロアリ駆除剤が、人体に与える影響が心配。

 

4、近年騒がれているシックハウスは家具や建材から発散されるホルムアルデヒドなどが原因だが気密で、室内に充満しやすくなるのでは?。

 

 

 

どんな工法でも換気は必要。

 

本当に必要ですか?コストのバランスを考えてみよう。

 

高気密高断熱の家は断熱性能が高いのですが、コストもその分高くなります。

 

一般に30坪程度のお宅で150万から200万程度は変ってくると思います。

 

高気密高断熱の家であれ、中に人が住んでいるのですから、人間の体内から

 

発散される、臭気やニ酸化炭素、熱を外に出してやらなければなりません。

 

それには、原始的に窓を開けて換気するのが一番健康的で効果的なのは

 

否定できません。

 

熱交換器付の換気扇を設置すれば、断熱が維持されますが十分換気させるのは

 

難しくなり価格も高価になります。

 

 

 

悪い環境に効果大の高気密高断熱

 

しかし、高気密侯断熱の家の方明らかに都合が良い場合も当然あります。

 

周りの環境が排気ガスや工場などの粉塵等で悪い場合や、寒冷地で

 

冬場の断熱がかなり重要になるような地域ですと、費用対効果は大になります。

 

 

 

まずは、お金をかけずに良い環境をつくろう。

 

断熱材に頼る前に建物の配置や間取りなどを工夫してお金をあまりかけずに

 

良い環境をつくる事が先決?でしょう。

 

例えば、部屋は南側に向け、庇を十分出す。

 

通風を考えた間取りにする。

 

吹き抜けを設けるなら南側に設ける。などそもそも気密することがいいこととは

 

限らないと思います。

 

窓を開ける換気が風を感じ一番重要きもちいいと思います。

 

 まずは、窓を開けたときの性能が重要です。

 

 あなたの家はどんな断熱工法を選択されますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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