建築レポート

2018.11.02

旧岩崎家住宅

この建物は三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎の長男・第3代社長の久弥の本邸として建てられたもので、現在は洋館、和館大広間、撞球室のみが現存しています。

 

                

洋館は、木造2階建・英国人建築家ジョサイア・コンドルにより設計された英国ジャコビアン様式の本格的なヨーロッパ式の住宅。 天井・梁・柱等には装飾が施され、随所にイギリス・ルネサンス様式やイスラム風のモチーフなどが採り入れられている。

当時は外国人、賓客を招くゲストハウスとして使用されたようです。

 

                

和館は洋館に併設され、書院造りを基調にした純和風建築。

 

        

完成当時は建坪550坪に及んだようですが、現在は書院造りの大広間が一棟だけが残っています。大広間の欄間や書院の欄間には岩崎家の家紋の三階菱が模られています。和館は主に岩崎家の居住空間として使用されたようです。

 

撞球室(ビリヤード場)もジョサイア・コンドルの設計による建物でスイスの山小屋風の木造建築です。地下通路で洋館とつながっています。

 

見学できる部分は限られていましたが、洋館は内装の装飾が素晴らしく、豪華でステキな建物でした。

 

 

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