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バス停を轢きたそうにバスは停まった 光がみえかくれする春の雲
荷ほどき していた 空が暮れるのを畳に頬をつけて見ている
丸田 洋渡『これからの友情』より

少し前に歌集を買いました。
最近短歌ブームのようです。みなさんは短歌を楽しんだことはありますか?
短歌は、自分が日々見たことのない・気に留めたことのない瞬間が
独特のかたちに切り取られることで新しい景色に出会える楽しさがあります。
丸田さんの短歌は、視点の独自性はもちろん、空間や時間の操作も見事です。
上記2首でいえば、
地上の慌ただしく物騒なバスの描写から、悠然とした空への空間の広がりを見せたり、
スペースの利用で言葉にブレーキをかけて、動作や時間の速さをコントロールしたり、
そういった短歌ならではのテクニックの楽しさを味わえます。
だんだん春めいてきたので、春を感じる二首を取り上げました。
みなさんはどんな情景を想像しましたか?
私は文系大学の出で、文学や音楽は身近でしたが建築とは縁遠い学生時代でした。
縁あって建築系の仕事に就きましたが、建築は特に奥深く難解で、ずっと片思い状態だと思っています。
ただ、そこにある光や景色を切り取ったり、体験をデザインしたりしているのは、
短歌も音楽も建築も一緒だと最近気がついて、少し報われた気持ちです。

どんな視点を想定して窓を設けるか?

どんな時間を想定して空間を仕切るか?

心地よく多様な体験を生み出せる住宅を作りたい、と考え続けることは、
短歌に触れるように楽しいことだと思います。
作り手が考える一方で、短歌には読者一人ひとりが情景を想像できる余白があるように、
住宅もまた、住み手が過ごし方・使い方を見つける余白があります。
そのことにもまた意識を巡らせて設計ができたらなと思います。

建築は特別で遠いものではなく、日常を少し豊かにする身近なものです。
新しい日常への視点や、暮らしの楽しみ方を、多方面から吸収していけたらなと思います。



全て納得したい。

こだわりを実現したい。

デザインにこだわりたい。

他でプランをしてみたが意向が伝わらない!!

一緒に家づくりをするパートナーを探している。

じっくり取組みたい。

人と同じ家はいやなんだ。