建築レポート

家づくりは、間取りやデザインから始まるように思われがちですが、実際にはその前にとても大切なことがあります。
それは、その土地が持っている条件を丁寧に読み解くことです。
同じご要望、同じ家族構成、同じご予算であっても、建つ場所が変われば、最適な家のかたちは大きく変わります。
日当たり、風の抜け方、道路との関係、隣地からの視線、土地の高低差、景色の見え方、車の入り方、周辺環境との距離感。
これらはすべて、設計の方向性を決める大切な要素です。 たとえば、南側に大きく開けた土地であれば、素直に光を取り込む計画がしやすくなります。
一方で、南側に建物が迫っている土地では、単に南に窓をつくるだけでは心地よい住まいにはなりません。
中庭を設けたり、吹き抜けから光を落としたり、視線を上へ逃がしたりと、その敷地に合った光の取り入れ方を考える必要があります。
また、眺望の良い土地では、その景色をどう暮らしの中に取り込むかが大切になります。
リビングの窓の向き、椅子に座ったときの目線、キッチンに立ったときに見える風景、朝と夕方の光の入り方。
ただ大きな窓をつくるのではなく、どこに立ち、どこに座り、どんな時間を過ごすのかを想像しながら設計していきます。
反対に、住宅地の中で周囲の視線が気になる敷地では、外に閉じながら内に開く計画が有効になることもあります。
道路側は控えめに整え、家の内側に庭や余白をつくることで、外からは想像できないほど落ち着いた暮らしの場が生まれます。
土地に高低差がある場合も、単に造成して平らにするだけが正解ではありません。
段差を活かして眺望を得たり、半地下のような落ち着いた空間をつくったり、道路からの見え方を美しく整えたりすることもできます。
一見すると難しそうな条件が、その家だけの個性や魅力になることも少なくありません。
TENアーキテクツでは、土地を単なる建物の置き場所とは考えていません。
その場所の光、風、景色、音、視線、道路との関係、周辺の気配までを読み取り、その土地だからこそ生まれる住まいを考えます。
条件の良い土地に、良い家が建つとは限りません。
また、条件が難しい土地だからといって、良い家にならないわけでもありません。
大切なのは、その土地をどう読み、どう活かすか。 敷地の特徴を受け止め、暮らしにとって心地よいかたちへ変えていくことです。
家づくりは、土地と向き合うことから始まります。 その場所にしかない光や風景を見つけること。
そして、その土地だからこそできる暮らしを設計すること。 それが、TENアーキテクツが大切にしている家づくりの考え方です。


全て納得したい。

こだわりを実現したい。

デザインにこだわりたい。

他でプランをしてみたが意向が伝わらない!!

一緒に家づくりをするパートナーを探している。

じっくり取組みたい。

人と同じ家はいやなんだ。