施工レポート

2009.10.22

住宅の形によるコストの話

細長い家と、正方形の家

 

  A:1辺10m×10m 合計100㎡の家

   B:1辺5m×20m 合計100㎡の家

正方形の家と細長い形の家は、同じ床面積の場合壁の長さが異なります。

正方形の家と長方形の家おのおの壁の高さが同じ3mとして壁の面積を計算してみます。

   A:1辺10m×10m 合計100㎡の家の場合

    10m×4面×高さ3m=120㎡ですが

   B:1辺5m×20m 合計100㎡の家の場合

      20+20+5+5+50m×3m=150㎡になり30㎡増えます。

 壁仕上げを下地から積算しわかりやすく1万円/㎡と考えると

30万円UPします。

又外壁と同じだけ中の壁も増えますからその分

30㎡×内装費2000円/㎡とわかりやすく考えると

6万円UPとなり合わせて36万円UPとなります。

100㎡=30坪で考えますと坪単価1.2UPすることになります。

 

大きい家と、小さな家

 

そのほかの要素として大きいものは、建物の規模です。

住宅を建てた場合は大きさにかかわらず一そろえの

設備費費用がかかります。

設備の仕入れをおおむね定価の半額として平均的な金額で

考えてみます。

キッチン100+WC15万×2+UB60万・洗面台10万円で

設備費合計200万円として、例えば小さい家25坪で割れば

坪当たり8万円・45坪で大きめの家で4.44万円になります。

8万円-4.44万円で坪単価が3.56万円も変わってきます。

またその他、工事に必要な仮設工事などで規模に関係なく

同じコストがかかるものもあります。

設備費用だけ考えても25坪の家は45坪の家に比べ坪単価が

3.5万程度割高になります。

 

グリッドに合わせたきれいな間取り

コストを考える上で忘れてはならないのは、

グリッドに合わせたきれいな間取りがあります。

間取りを考える上で、壁は各階なるべく同じ位置にするとか、

水周りを集めるとか素直な構造にするように心がけるだけで

余分な構造のコストが抑えられます。

 

でも家はコストばかりじゃない。

以上コストの面から建物の形状や規模について述べてきました。

しかしながら、家はコストばかりではありません。

せっかく家を建てるのですからいい家のほうが良いに決まっています。

2階の家より平屋の家のほうが趣がありますし、

便利でしょう。老後の階段の上り下りもありません。

正方形の家は中央が暗くなりがちで、東西に細長い家のほうが

明るくいい家になりやすいです。

又大きい家が必要ないのにメンテナンスも大きくかかる

大きい家は必要ありません。

ただひとつ言えることは、その事がわかって家作りを進めるか、

わからず家創りを進めるかで、後悔のない家つくりが

出来るかどうかが変ってくるということです。

TEN ARCHITECTS DESIGN
TENアーキテクツの家が
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