建築レポート

2026.01.07

天井の話

突然ですが、天井にこだわりはありますでしょうか?
設計で話しを進めていくにあたり、床や壁の仕上げにこだわりをもっていらっしゃる方は多く、
材料や施工方法を指定されることは珍しくありませんが、
天井となるとそこまで多くを求められることはない印象です。

ですが、
床にはラグを敷いたり、ソファを置いたりしますし、
壁にはテレビを掛けたり、絵画やポスターなど飾ったり、もしくは収納家具を置いたりしてしまい、
日常生活で「まっさらな状態」の床や壁を眺める機会はほとんど無いんです。

ということを以前勤めていた先輩に諭され、「はっ」と気付かされた思い出があります。

なのでこだわった天井を見ると、「丁寧に仕事しているなぁ」と感じますし、
行く先々で上を見上げてチェックするようにしています。

 

その中でも特徴的な天井をいくつかご紹介します。

 


熊本県立美術館本館(1976)/前川國男

RC造による現しのワッフルスラブです。
構造体をそのまま仕上げにしている力強さを感じます。
大空間を無柱で支える構造ですが、構造の授業以外で見る機会はほとんどありません(笑)

 


国立民族学博物館(1977)/黒川紀章

エントランスの天井です。
天井の配管を覆う面格子ですがアルミの鋳物でしょうか、どれも異なるパターンの様にみえます。
調べてみると『指紋』をモチーフとしているようです。
今これを作るとどれくらいの費用になるのでしょう?それくらい恐ろしい仕上げです(笑)

 


ジプトーン

オフィスビル等でよく見る天井ですね。
一般名称『天井用化粧せっこうボード』といい、
ビス止めするだけで仕上がり、耐火性能(不燃材)でもあるため重宝されてます。
このデザインのモチーフはトラバーチンといって、

 

 

簡単に言うと大理石です。
平行に堆積した層が縞状に入り、そこに小さな穴(細孔)がランダムに入る点が特徴的です。
ですが、
ジプトーンはその穴の数が多く連続的であるため、いかにも工業製品的です。
もっというと大理石で天井仕上げはちょっと不似合いですね。

 

一級建築士 牧田

TEN ARCHITECTS DESIGN
TENアーキテクツの家が
ピッタリな方はこんな方
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    全て納得したい。

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