施工レポート

2025.10.14

住宅基礎のお話し

今回は少し前に施工を終えた住宅の基礎断熱(屋内側)関係のお話をさせて頂きます。

断熱方法や工法等はインターネット等で情報があふれていますので一般的な説明は割愛させて頂きますが、

設計段階で検討・実現させて頂いた熱橋部分の処理のお話をさせて頂きます。

(熱橋とは断熱ラインを貫通して熱移動が起こる部分を指します)

一般的なベタ基礎は、立上り部分が外壁面断熱ラインから屋内側に入り込む場合は熱橋となり断熱弱点になりやすいため、「断熱補強」をすることが一般的です。

今回は外壁面基礎立上り断熱材を「通し」で施工を行い、熱橋弱点を克服している所が設計ポイントになります。(断熱材はスタイロフォーム3b

 

しかしベタ基礎構造では基本的には立上り部分が単独や半島型と呼ばれる基礎形状になってしまうことはNGになります。

そこで今回は地中梁形式にて基礎設計を行い、立上り部分が単独でも成立できるように解答を導き出しています。

 

ちなみに今回は基礎内側の断熱構造になりますので、白アリやコンクリート打継部分からの雨水侵入、気密性の担保の観点で止水板を採用させて頂きました。

 

また床下エアコンを採用する計画でもあるため、いかに床下を開放的に構築できるかが今回の住宅基礎のポイントでしたが、そこも合わせて解決できる基礎形状の選定を行いました。

実際には外皮性能数値UA値では評価しきれない熱橋箇所や複合的な課題を、基礎形状の選定・基礎設計で克服できたと考えています。

一邸一邸ご要望に合わせた最善のご提案をさせて頂く、それが我々の使命であると考えておりますので

家づくりの検討をされている皆様には是非弊社にお声がけ頂ければと思います。

 

静岡スタジオマネージャー 遠藤

TEN ARCHITECTS DESIGN
TENアーキテクツの家が
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